とらお事件簿その8 腫瘍


とらお4歳




ある日、いつものようにとらおを撫でていた長男が「何かある」と。




とらおの後ろ足の付け根辺りに、3㎜ほど離れて2つの出来物のような感触があります。
毛をかき分けてみると、1つは少し赤味がかっていて、もう一方は白っぽくなっています。
ニキビかな?と思ったのですが、それにしては小さく固い。




デキモノなんてよくある話で、そのうち消えるだろうと思い込んでいたのですが、1週間経っても変化がありません。




まさか腫瘍!?




どうしよう・・・




猫の腫瘍(良性)





良性腫瘍の特徴は、周囲の細胞との境界がはっきりしていて、増殖が遅く、転移性がありません。
乳頭種・脂肪種・毛芽種など。皮膚上や皮膚の直下にできることが多い。ほとんどの場合、痛みはないとのこと。
またワクチンの接種箇所にデキモノが出来ることがあるそうです。




猫の腫瘍(悪性)





悪性腫瘍は、リンパ腫、肥満細胞腫、乳腺腫瘍、扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)などがあります。




リンパ腫





リンパ腫は、免疫を担当している細胞であるリンパ球が、がん化したものです。皮膚型のリンパ腫で腫瘤が認められることが多く、発生する場所や数はさまざまです。




肥満細胞腫





肥満細胞腫は、皮膚型肥満細胞腫では良性で自然に無くなるものもありますが、内臓に発生するものは多くが悪性です。肥満細胞腫もさまざまな場所に出来る可能性があります。




乳腺腫瘍





乳線腫瘍は、避妊手術をしていないメス猫で多く見られ、ほとんどの場合で悪性です。乳腺腫瘍は乳腺がある場所に発生し、ひとつから複数のちいさな腫瘤を作ります。大きくなると出血を伴うことがあります。




扁平上皮癌





扁平上皮癌も猫ではよく見られる腫瘍で、特に毛色が白い猫で多く見られる傾向にあります。また、耳、鼻筋、まぶたなど、日光にさらされる部位での発生でよく見られます。




猫の悪性腫瘍は人のものと同様に加齢に伴い(おおむね6歳以降)増加します。




※デキモノは放置せずに自己判断は避け、獣医さんに相談しましょう。




動物病院へGO!~悩むよりも獣医さんに相談!





とらおのデキモノは触ると嫌がるけど、痛みの程度は分かりません。
頻繁に舐めてるのも痛いせいなのか、気になるからなのか。
会話が出来ないのがもどかしいです。




病院へ予約を入れて、どんな診断も受け止めようと覚悟を決めて出発です。








診断結果





あーこれ、乳首ですね。こっちの少し赤みがかってるのは、小さなキズを舐めて治りにくくなっているものだと思いますよ。w」
動物病院の先生は「オスでも乳首あるんですよ。想像より結構、下の方なので分かりにくいですよね。」と、フォローしてくれました。
でも、もう可笑しいやら、恥ずかしいやら。




診察代は無料でした。動物病院の受付のお姉さんもニコニコしてました(汗




猫飼い4年。まだまだ初心者の札は外せないのかもしれません。
なんでも無くて良かった~~~






とらねこ部屋

2016年生まれ 釧路生まれ札幌在住の7歳の茶トラ猫のサイトです🐈

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